2012年1月14日 15:22
先に開催された決算特別委員会でみんなの党は、市営バスと市営地下鉄の「初乗り100円」の導入に向けた検討を横浜市に対して提案しました。当局より前向きな答弁がありましたので、本レポートでご報告させて頂きます。
一定区間のみ(例えば1kmとか1駅といった短距離区間)を100円にする料金体系をワンコイン・バス、ワンコイン地下鉄と言います。ワンコイン・バスは短距離区間の価格を下げることで需要を創出し収益を確保すると同時に、公共サービスの維持を可能にする、一挙両得のシステムです。
みなさんはバス、地下鉄をどれくらい利用しますか?「210円は高いなぁ...」と思っている方も多いのではないでしょうか。210円払うくらいなら歩こうという選択をしている方も多いのではないでしょうか。短距離区間が100円になれば、バスや地下鉄に乗ってみようという方はいらっしゃると思います。100円になることで気軽に利用できるようになり、現在、固定化している利用者以外に新たな利用者を掘り起こせます。これが需要創出効果です。
ワンコイン・バスは「ばらまき」ではありません。実は実質的な財政支出は発生しないのです。なぜならバス1台走らせるのに要する費用は乗客が1人であろうが、100人であろうが同じだからです(運転手さんの人件費とガソリン代)。バスを1台走らせるのに要する費用が同じであれば、1人でも多くの人に乗ってもらった方が横浜市にとっては得です。地下鉄に至っては、駅改札にある券売機の料金改定のみの処理で済むため、追加投資が要りません。
ワンコイン・バスが実現できれば市民のみなさんがもっと気軽に公共交通を利用できますから、正に一石二鳥のシステムなのです。
全国にはワンコイン・バスの導入で収益を向上させた事例がいくつもあります。例えば、福岡市内を走る西鉄バスなどが代表的な事例と言えます。市民にも喜ばれ、横浜市の収益向上にもつながるワンコイン・バス、なんとか実現したいと思います。先の決算委員会で横浜市から、「まずは社会実験から検証したい」と回答がありました。100円とする区間や距離、対象路線など議論すべき点は数多くありますので、実現に向けて今後より一層、議会で積極的に議論をしたいと考えています。みなさまのご意見をお聞かせ下さい。
注)ワンコイン・バスは現在の料金をすべて100円にするものではありません。一定の短距離区間のみを100円に値下げする料金システムです。
