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No.23 これでいいのか、Y150(2009年6月号)

開国博Y150がいよいよ始まりました。

会場に足を運ばれた方、いらっしゃいますか?ご感想はいかがだったでしょうか?

以前から、議員になる前から開国博の開催には私は反対でした。多額の税金を使って派手に祝うことに何の意味があるのか、正直理解できないからです。しかも、財政調整基金という本来手をつけてはいけないお金を取り崩し、162億円も投じてまで開催することに意義を感じないから、です。

それでも。多額の税金を投入した以上、Y150が盛り上がってもらわないと困ります。「何か1つでもPRできるものを見つけよう」、その思いで内覧会に参加しました。しかし残念ながら、その思いは見事に裏切られました。あまりにも、内容がお粗末過ぎたのです。有料ゾーンは「はじまりの森」「トゥモローパーク」「ドリームフロント」の3か所。入場料は2400円。紙幅が限られていますので、トゥモローパークを例に挙げたいと思います。

BATON(バトン)というアニメがトゥモローパーク内で上映されています。監督をはじめ、声優には数多くの著名な芸能人が関わっています。多くの税金が投入されたことは想像に難くありません。

このアニメ、20分の上映時間のうち、そのほとんどが暴力シーン。しかも、胴体から腕が取れたり、首が取れたり。身体に障害を持つ方が見たら、どうお感じになるでしょうか。私自身、子育て中の身ですが、父親の目線で見ても、「とても子供には見せられない」と思いました。

Y150は550億円の経済波及効果が見込めるというのが市長の見解。浜銀総合研究所の試算だそうです。しかし、それには前提条件があります。有料会場に500万人の入場があってはじめて見込める数字です。

既にY150の会場は閑古鳥が鳴いています。GWのかき入れ時でさえ、有料会場の入場者数は約11万人。1日平均で約1万2000人です。Y150の会期は153日ですから、1日平均で3万人の入場者がなければ、前述の経済波及効果は生まないのです。

私はY150の予算には反対しましたが、議会としては賛成多数で議決しました。行政のチェック役としての議会の責任はもちろんのこと、これからY150という事業を検証していかなければなりません。逆説的になりますが、これでY150は確実に後世に名を残すでしょう。ぜひ、皆様もご自身の目でご覧になって下さい。

開港150周年の今年が横浜市の将来を真の意味で展望する1年にすべきでした。横浜市にとって本当の危機は人口減少に突入する10年後、2020年に訪れるのです。イベントに浮かれている暇はなく、10年先を見据えて税収構造等の転換を図っていく時期に入っています。