2012年1月26日 14:38
議会運営委員会の視察で北九州市議会や神戸市会を視察してきました。いずれの議会も議会改革を熱心に進めている議会です。北九州市議会では、超党派で議会報告会を開催していますし、何より議会報告会の案内ビラも作成も配布も議員が自らやっています。何が驚いたって、議会報告会の会場最寄り駅で議員が(それも超党派ですよ、自民党も民主党も共産党も)自らビラを配って、議会報告会への参加を呼び掛けて実施しています。
神戸市会は現在、議会基本条例の制定に向けて活発な議論を重ねています。横浜市も議会基本条例の制定に向けて特別委員会が立ち上がっていますが、同じ時期に検討会を立ち上げた神戸では毎月最低1回、多い月は2回、そして専門家からの意見聴取、他議会の視察も重ねています。残念なことですが、横浜とは雲泥の差です。神戸が雲、横浜が泥です。
両議会と横浜市会の差は何でしょうか。これは単純に危機意識の差、です。言葉にするのがなかなか難しいのですが、北九州にも神戸にも共通しているのは、「このままでは地方議会が要らないと言われてしまう」という危機感。なぜ同じ危機感を横浜市が共有できないのか、私も中にいて忸怩たる思いがあります。この危機感は一人がもっているだけでも、特定の会派が持っているだけでもダメで、議会としてみんなで共有できなければ、議会改革は前に進みません。
議会改革は議会の問題で、そんなの議員がやるかやらないかだけの差じゃないか。さっさとやりなさいよ、という声もあるでしょう。その通りです。
こんな声もあります。「議会改革って市民生活に遠いし、よく分からない」。うん、これは多くの方の実感かもしれません。だから議会改革が進まない面もあるかもしれません。でも。実は議会改革は市民の皆さんにとって、非常に重要なことです。それは議会改革の本質は、「議論を可能な限り見えるようにすること」にあることです。
今までみたいに税収が潤沢だった時代ならいざ知らず、今は財源に限りがあります。これからは子育て世代も働き盛りの世代も高齢者世代も、すべての世代が少しずつお互いに我慢をして、お互いに譲り合っていかなければいけない時代です。
当然、痛みが伴います。でも、そういう作業を政治がやっていかなければいけません。なぜなら、それをやらないと社会が回らないから。耳障りのいいことばかり言っていられる時代ではないのです。だからこそ。その議論の過程はきちっと見えるようにならないといけませんし、その中で市民の声がしっかりと届く議会になっていなければいけないのです。
議会改革は過去の否定ではありません。時代に合わなくなってきた部分がそこかしこに見えるから、もう一度再定義しようというものです。その再定義ができなければ、議会は要らないと言われても仕方のないことです。そのことに気付いた議会から改革が始まっています。もう10年近く前から。そして、横浜は・・・・・。
出来ない理由を探すのは簡単なことです。でも、政治がそれではいけない。少なくとも時代が変わった、前提条件が変わったわけですから。政治が時代に即応できなくて、行政が時代に即応できるわけがありません。私は新しい地方自治を横浜で作り上げたい。それが横浜市民のためになると確信しているから。道のりはちょっと遠いかもしれませんが、諦めずに頑張りたいと思います。
横浜にまさるあらめや!