2010年9月 8日 21:19
1週間前だと記憶しています。インターネット上で(正確にはtwitterで)学校へのエアコン導入の是非について活発な議論が交わされました。その数日後のことでした、読売新聞の社会面に「学校における当世エアコン事情」の記事が掲載されました。その2日後には第2弾の記事が掲載され、とうとう、今朝の朝日新聞朝刊の地域面(神奈川版)でも横浜市におけるエアコン事情が報道されました。
さて、みなさん、エアコンは贅沢品ですか?それとも必需品ですか?今年の夏、このような暑さが続くとエアコンはもう生活必需品と言ってもいいのではないでしょうか。必需品どころか、生死を分けるとさえ言っても言い過ぎではないように思います。ところが不思議なことに、エアコンを小学校の導入するというと、意外に反対の声も多いのです。曰く、「子どもに贅沢をさせるな」、と。
でも、待って下さい。私たちが小学生だった時代と、今では明らかに日本の気候は違います。昔は真夏日がずっと続くようなことはありませんでした。8月下旬にもなれば、台風もやってきて、徐々に涼しくなったものです。エアコンがついていない小学校、中学校の暑さは私たち大人の想像を超えています。実際、私のところにもエアコンを付けてもらえないのか、という問い合わせが来ています。そして、全く別件でお茶をしていた、小学生の子どもを持つお父さんからも、「保護者の負担が発生してもいいから、エアコンは設置して欲しい」という声が挙がっていました。
難しいのは財政面。横浜市の説明によると、1つの学校に全教室エアコンを導入すると5000万円かかると言います(本当に5000万円もするのか、もう少し安くできるのではないか、とは思いますが、その議論はここではひとまず置いておきます)。横浜市内には小学校、中学校、特別支援学校を合わせると全部で490校ありますから、エアコンを導入すると250億円近い予算が必要になります。ただでさえ、築30年、築40年が経過し、老朽化対策が待ったなしの小学校、中学校が数多く存在する中で、エアコンの導入に予算を付けにくいとする意見に理解はできます。
しかし。そうも言っていられない状況。何とかしてあげたい。現に東京や川崎市などでは全小学校、中学校のエアコンは導入済み。横浜市も何とかしてあげたいものです。
先に述べた新聞報道の影響でしょうか、本日開催された一般質問では、各会派からエアコンの設置を求める意見が次から次への出ました。市長や教育長から具体的な回答はありませんでしたが、それでも「エアコン導入の必要性は感じている」こと、そして、「ハード、ソフト両面から何らかの対応が打てないか、検討する」旨、答弁がありました。
今後の推移を見守りたいと思います。
私の母校もかつて(旧校舎時代)、エアコンはありませんでした。今でもはっきりと覚えていますが、1994年の記録的な猛暑だった夏。7月下旬~8月上旬にかけて学校で行われた夏期講習はそれはそれは地獄でした。男子校だったこともあって、みんな、トランクス1枚で授業を受けていたことを覚えています。それでも、とても集中できない。私はもともと集中力が高い方ではないのですが、抜群の集中力を誇る同級生ですら、止まらない汗に授業どころではなかった。ノートはぐちゃぐちゃになるし、まともに授業を受けれなかった記憶があります。
自分の体験からもエアコンは決して子どもを甘やかすものではなく、もう、これなしには授業が成り立たないほど、日本の気候が変わってしまったのだと思います。財政的な問題をどうクリアするのか、ここは大変難しい課題ではありますが、何とかしてあげたいものです。
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