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このままでいいのか、はまっ子どうし

「はまっ子どうし」をご存知でしょうか。横浜市が手掛けるボトル・ウォーターです。もしかしたら、名前くらいは知っている、見かけたことくらいはある、かもしれません。


では、はまっ子どうしの事業目的をご存知の方は?恐らく、正解を知っている方は殆どいないのではないでしょうか。もし、正解を知っているとすれば、相当、横浜市の水道事業に関心の高い方です(もちろん、私たち市会議員は知っていますよ!)。


正解は「横浜の水道水の美味しさをPRし、水道事業への理解を深めてもらうこと」。どうでしょう。突っ込みどころが満載ですが、順を追ってご説明したいと思います。


そもそも、水道水の美味しさをPRするための手段として、ボトル・ウォーターの販売は適切な手段なのでしょうか。横浜市は飲料メーカーではありませんから、当然、販路を持っていません。水道水の美味しさをPRする他の方法を模索すべきです。現に職員かららも、「現場では、はまっ子どうしは止めた方がいいという意見が多い」という声が寄せられています。


はまっ子どうしは企業会計上は黒字になっていますが、これにはカラクリがあります。人件費が計上されていません。人件費や流通コスト、販売コストを考えたら赤字です。


もっと驚くべきことがあります。はまっ子どうしは、山梨県道志村で水をくみ上げた後、群馬県に一旦運ばれます。群馬県でペットボトルに水を詰めて、はまっ子どうしというボトル・ウォーターができ、それが横浜に運ばれてくるのです。


赤字の状態で、輸送にもムダがいっぱいあって、その状態でもなお、続けるはまっ子どうし。市民に横浜の水道水の美味しさをPRする手段として、本当に適切でしょうか。はまっ子どうしは、区内の行事や会議などで必ず配布されますが、事業の目的が語られることはありません。ただ、はまっ子どうしを配るだけで、事業の目的が達成できないのは、誰の目にも明らかです。


それでも。「どれだけ赤字になっても、はまっ子どうしは続ける。市民に水道水の美味しさを理解してもらうまでは続けるのだ」というのも、一つの判断です(もっとも、その判断の是非は別です)。


しかし、そうだとしたら、一体、いつまではまっ子どうしの事業を続けたらいいのでしょうか。水道水は美味しいということの認知度が100%になるまで?それとも、市民が1年に1本、はまっ子どうしを飲むようになるまで?事業に目的がある以上、目的が達成された時には当然、速やかに事業から撤退しなければいけません。ましてや、赤字の状態で続けている事業です。


はまっ子どうしのもう1つの問題は、事業の目的に照らし合わせた時に、進捗状況をはかるための基準がないこと。今のままだと、未来永劫、ずっと横浜市は続けることになるでしょう。


今回、私は一般質問において、このブログで書いてきた内容を市長に対して質問しました。これまでも仲間の議員が何度も、はまっ子どうしの必要性はなくなったのではないか、ということを議会で取り上げてきました。


残念ながら、市長からの回答は的を射ないものでした。当局が市長に正しい情報を入れていないからなのか、それとも市長が事業の内容を理解していないからなのか、それは私には分かりません。冒頭触れたように、そもそも、「水道水の美味しさをPRする」手段として、はまっ子どうしが適切な手段だとは思えません。百歩譲って、適切な手段だとしても、赤字で続ける事業ですから、出口戦略はしっかりと持っておくべきです。その決断を公務員が出来ないからこそ、市長の決断が重要なのです。民間企業を経験したはずの市長ですから、是非、検討頂きたいものです。

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