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敢えて言う、今こそ政治家も私たち国民も意識が問われている

先週、鳩山首相が突然の辞任発表。これを受けて、菅新首相の誕生がほぼ確実となり、幹事長には枝野氏、官房長官には仙石氏、財務大臣には野田氏と軒並み、反小沢、つまり小沢色を徹底的に払しょくした人事を打ち出しました。これにより民主党の政党支持率は急上昇。新内閣への期待度も一気に跳ね上がりました。


今回の世論調査の結果を見て、今こそ私たち国民の意識が問われていると感じます。民主党の支持率、内閣支持率が8カ月で急落したのは、なぜだったのでしょうか。1つは鳩山さんの指導力のなさ、もう1つは民主党らしさの欠如に対する不満だったと思います。そして、この2つの背景には「政治とお金」の問題がありました。


さて、今回のダブル辞任でこのうちのどれが解決したのでしょうか。政治とお金の問題はまだ未決着です。小沢さんは政倫審への出席さえしていませんし、鳩山さんも国会の場で十分に説明を尽くしたとは言えません。民主党らしさもどうでしょうか。今回のダブル辞任、民主党の中から「政治とお金」の問題を自ら積極的に解明する動きもありませんでしたし、鳩山さんや小沢さんの姿勢を問う声も大きくありませんでした。ダブル辞任が党内の声に押されたものではなかった証拠に、突然の辞任に民主党内でさえ混乱が起きたほどです。唯一、解決したとすれば、鳩山さんの指導力のなさ。鳩山さんの退陣によって指導力のない人が内閣総理大臣を下りるわけですから、これは解決したことになります。


どうでしょうか。民主党がこの間、支持率を下げてきた要因の殆どはまだ解決されていません。それなのに支持率は急上昇し、昨年の鳩山政権発足時に近い水準にまで戻りました。時代の針を戻す郵政法案も新政権で通す方針のようです。


今、政治家も、私たち国民も世論調査との向き合い方を考え直す時期に来ていると思います。従来、世論調査は個別訪問によって実施されていました。今はコンピュータです。世論調査に要するコストが下がったことにより、調査の回数が格段に増えています。この数年を振り返っただけでも、あまりに世論調査に政治が振り回されている気がします。もちろん、世論調査も一つの民意の表れなのでしょうが、その数字にとらわれ過ぎて、一喜一憂する政治は日本を誤らせるのではないか、そんな危惧を抱いています。


そして、これから気をつけなければいけないこと。民主党内で起こる可能性がある、小沢派vs反小沢派の戦い。この構図を改革派と守旧派という位置付けにして民主党内の戦いに私たち国民が拍手喝さいを送ること。これは気をつけなければいけないでしょう。

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