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公教育の復活を目指して

公教育をなんとか十分な領域まで高めたいと常々考えています。これまで市会議員に当選して以来、サイエンスフロンティア高校の整備など教育の在り方について議会で何度も取り上げてきたのも、公教育の復活に強い思いを持っているからです。


なんといっても、今、20代、30代の若い世代は所得がなかなか伸びなくなっています。所得が伸びないという、この実態はやはりその立場にないとなかなか実感として分からないのではないでしょうか。現在の日本において、教育費と住居費が家計に占める割合が非常に高い。住居費はそう簡単に削れませんから、教育費。私立に進学しなくても公立教育で十分な学力が身に付くようにしていく必要があります。かつての都立全盛期のように、公立の教育でもしっかりと勉強すれば、早慶程度には進学できるようにしていく必要があるだろうと思います。


公立教育では2つの点で改革が必要です。1つは優秀な生徒の学力をしっかりと伸ばしてあげる教育の実現、もう1つは平均的な学力を向上させる教育。横浜市では習熟度別指導を始めていますから、これが一つの解決策になりそうです。教育予算の関係で思うような人員配置ができていませんので、今後の課題です。特に数学と英語くらいは習熟度別指導を導入し、全体の底上げを図る必要があります。今や分数の計算すら出来ない学生も出現しており、基礎学力の欠如は明らかです。

 
一方で、優秀な学生も育てなければいけません。誤解を恐れずに言えば、出来る子は放っておいても自分で勉強するタイプが多い(あくまでも一般論)。大切なことは、優秀な生徒が「頑張ろう!」と思えるモチベーション、目標を与えてあげることです。前述したように、私がサイエンスフロンティア高校に注力する理由がそこにあります。公立高校である同校に進学すれば、優秀な仲間と出会える、刺激的な教育プログラムが用意されている、となれば、サイエンスフロンティア高校を目標に頑張る子供が出てくるでしょう。結果的に同校を志望しない、進学しないとしても、同校を目指して頭を鍛えた子供たちが別の学校で大きく芽を出すことでしょう。


今や就職活動は大学3年生の秋にスタートします。私が就職活動をしていた、わずか8年前、当時は大学4年生から就職活動でした。たった8年で就職活動が半年以上も前倒しになっています。大学で学ぶ時間が急激に減っています。ですから、余計に中学・高校で身につける基礎学力が重要だと思うのです。


これまで何度も、しつこいくらい書いてきました、横浜市の財政事情。このままでは、そう遠くない将来、聖域なき見直し、大幅な事業カットに踏み込まざるを得ないだろうと思います。恐らく、全国の多くの自治体が同じ状況に直面するでしょう。その時に、せめて横浜市は生徒の学力をしっかりとつけてあげられる教育体制をウリにしたいと思うのです。

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