2009年9月27日 16:11
開国博Y150が閉幕を迎えました。連日、多くの新聞がY150の検証記事を掲載しています。もっと早くY150の問題点を指摘する記事を掲載して欲しかったというのが率直な思いです。
私のところには開幕当初から取材が来ていました。ブログなどで何が問題なのか、情報発信していたからだと思います。新聞だけでなく雑誌記者も取材に来ました。しかし、一様に「今はY150が始まったばかりだから、水を差すわけにもいかない」といった返事ばかり・・・。メディアの影響は非常に大きいのですから、本当は予算を議会で審査している時に、もっと報道してもらっていればという忸怩たる思いがします。
とはいっても、マスコミに責任を押し付けるのは筋違いというもの。「世紀の大失政」と東京のメディアが笑うY150は一体、誰が責任を取るべきなのでしょうか。
今回、横浜市会はこれから始まる決算審査で中田前市長を参考人招致することを決定しました。理由はY150の総括などを求めるため、です。参考人招致は強制力がないため、案の定、前市長は出席を拒否。この対応を受けて、議会では「前市長は無責任だ」と批判する声が強くなっています。
しかし、ちょっと待って下さい。本当にY150の責任は前市長だけのものでしょうか?確かに行政のトップであり、今回のイベントを主導していますから、責任は重大だと私も思います。ただ、議会にも幾ばくか責任があるのではないでしょうか。議会の責任を問う声が出てこないのは、私は由々しき事態だと思います。
議会には行政が提出してきた予算案を拒否する権利があります。「議会は行政のチェック役」と言われる所以です。議会がもっとしっかりしていれば、Y150の在り方に一石を投じることができたはずです。私たち無所属クラブは予算審査の中で、お金の出所も問題であり、そもそも、これだけ多額の税金を投入すること自体が問題だとブログでも触れました。もちろん市政レポートでも緑区の皆様にはご案内してきました。
結果的には、議会はチェック機能を果たせませんでした。「これから150年の節目を祝おうという時に、水を差すようなことをするな」と色々な議員から言われたものです。それが議会の反応でした。予算が通った後でも「問題だ、問題だ」と言い続ける私に、「議会は予算を通した責任があるのだから、見守らなければいけない」と言ってくる方もいました。つまり、予算は通ったんだからガタガタ言うな、ということです。
考えてみて下さい。みなさんのご家庭のかわいい子供が、あるいはお孫さんが誕生日を迎えようとしている。親であれば、おじいちゃん・おばあちゃんであれば、お祝いしてあげようと思うのが当たり前です。しかし、そのお祝いに100万円かけようと誰が言い出したとしたら・・・・。家族が止めるでしょう、普通。
祝うことと、そこにいくらお金を費やすかという議論は別です。当たり前のことです。その当たり前の議論が横浜市会では成立していなかったのです。
前市長の責任は重大です。重大ですが、せめて議会が前市長の暴走を食い止めるだけの見識をもっていたなら・・・・後悔しても始まりませんが、悔しい思いでいっぱいです。今日、閉幕を迎えたY150は当初計画を大幅に下回っているため、どう清算するか、前途は多難です。私のところにも多くの市民の方から「税金で補てんすることがないように!」と厳しい声が寄せられています。
最後に市民のみなさまにお願いがあります。どうか、もっと横浜市政に関心を寄せて下さい。確かに国政に比べて圧倒的に情報が少ないですし、情報不足を補う努力が議員にも欠けているのも事実です。しかし、それでも情報発信している議員は少ないけれども存在します。今はインターネットがあります。検索すれば、今、横浜市でどんなことが議論されているのか、何が課題なのか、その一端は分かるはずです。日々の生活の中で、政治に関心を持ちにくいのは、私もサラリーマンを経験していますから理解できますが、ちょっとの努力で、市民の皆様の力で政治を変えていけます。
もし、Y150の予算が議論されている時に多くの市民の方がイベントとしてのお祝いの仕方、財政調整基金などお金の出所の問題などを知っていたなら・・・・。そして、市民の皆様の思いが議員に届いていたなら・・・・。Y150の在り方はもう少し、変わっていたことでしょう。
なぜなら、繰り返しになりますが、議会には予算を拒否する権利は付与されているからです。そして議員が一番恐れるのは民意、すなわち選挙です。
同じ過ちを繰り返してはなりません。Y150が終わり、これから大きな焦点になるのが新市庁舎整備。1300億円もかかるとされている新市庁舎整備もY150と同様、市民の皆様の知るところとならないまま、今、着々と進められようとしています。市民の皆様が望むのであれば建設すべきですが、果たしてそれだけの議論が尽くされているかといえば、疑問です。この問題はこれからもブログで情報を発信して参ります。
コメント(3)
横浜市会議員 伊藤大貴さま
あの有料会場3つで、普通入場券(大人)2400円は、いかがなものかと存じます。すなわち、中身に比べて値段が高すぎます。Labyrinth
わたしはイベントに興味を持ち何回かホームページを見て出かけようとしましたが、ホームページが本当にわかりづらかったのが印象的でした。なので、現場で仕事をした方達のプロ意識にもかなり疑問を感じています。
商工会議所の無責任な発言にもあきれます。
前市長の責任は大きいですが、彼ひとりになすりつけて決着をつけてしまえば、今後、誰が市長になっても似たようなことを繰り返すような気がします。
いつも本音でお話いただける姿勢に感動しております。
一住民として、伊藤ひろたか様のような議員がいてくれる事を、横浜市の誇りに思います。
ただ、どうしても疑問と言うか、悩む部分があります。
選挙は民意。それは今回自民党が大敗したことでも証明されているように思います。
でも、民意だけで表現出来ない利権が絡むような事が選挙や政治にある事も事実かと思います。そしてそう言う部分は噂で聞くことはあっても実際にマスコミで取り上げられるような事はありません。
そして今の議会制度では、どうしても数の力が強いのは否めません。
伊藤様がどれだけ本音で話をしても、どれだけ議会で論議されても、今の議会が動かない。
私が言いたいのは、伊藤様のような本気の政治家が、どうすればもっと力を持てるのか?と言う事が知りたいです。
そして、どうすれば伊藤様のような議員が増えるのか?
単純に増えれば良いと言う話ではなくて、今の選挙制度、利権の縛りなどいろいろな要素があると思います。
そこを変えていく事が、もしかすると横浜を変えて行く力になるのではないでしょうか??
政治に興味が無いのではなく、興味を持っても変わらない・・・と思っている人の方が多いように感じます。
今回のY150も、かなり黒い噂を聞きます。それがどこまで本当なのかはわかりませんが、一部の人の利権の為に多くの人を巻き込み、それが多くの人の負担になるような政治は今すぐにでも変えなければならない!!
と強く思っています。
うまくまとまりませんが、ぜひ今後も横浜の舵取りをお願い致します。
いつも、本音でお話頂きましてありがとうございます。