2009年9月14日 20:52
よく小泉改革によって格差は拡大したという論調を耳にします。マスコミでも、あるいは政治家でも同様の主張をする人が結構な数いらっしゃいます。私はずっと疑問でした。確かに格差は厳として存在しますが、それは本当に小泉改革が原因なんだろうか、と。
もし、そうなら、未来の日本は明るいと言えます。なぜなら、小泉さんが首相に就任したのは2001年で、在任期間は約5年。つい最近、首相になったばかりの、しかも5年間の成果がもう表れているのだとしたら、これから政府が頑張って、正しいかじ取りをすれば、2015年には輝かしい未来が待っているはずです。
しかし、現実はそうではないから難しいのです。専門家の間ではほぼ見解がまとまりつつあるようですが、今の格差拡大の要因は実は高齢化なのだそうです。若い時は所得にそれほど差がなかったのが、年を経るに従って所得格差が生じ、かつ、その年齢層がボリュームゾーンになっているというのです。
さらに核家族化が進み、というよりも、そのスタイルが確立しているため、世帯所得が下がっています。世代間格差も横たわっていますが、この問題は家族スタイルを変えれば、個人的にはある程度解消できるのではないかと思います。
この1年間を振り返っただけでも、様々な方から生活に関するご相談を頂いています。プライバシーの問題がありますから、ここで明らかにするわけにはいきませんが、それぞれ切実な悩みを抱えている方が殆どです。ただ、一方で財源の問題があり、どこかで一定の基準を設けなければいけません。その間で悩み、苦しんでいる方の声を聞いているだけに、問題解決の難しさを日々、痛感しています。
どうやって日本という社会を維持していくのか。海の向こうアメリカでも医療保険制度改革を巡って、オバマ大統領も正念場を迎えています。今こそ、日本も冷静に現状を分析し、その事実を恐れずに伝えていかなければいけない時代に突入していると思います。
コメントする