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一石を投じる名古屋市長選、選挙後に注目したい

名古屋市長選挙において民主党は河村たかし氏を推薦する方向でほぼ固まったと多くのメディアが報じています。同氏はかねてより議員のボランティア化を主張していますから、これから出てくるマニフェストは注目です。もっとも議員は法律で兼職が禁止されていますので、法改正が必要です。いずれにしても選挙後の名古屋市会の動向は少なからず、地方議員の在り方に一石を投じることになりそうです。


さて、くどいようですが、議員報酬の削減について。あるいは政務調査費の額について。つまるところ、政治活動、選挙活動にお金がかかる現状から反対の声がどうしても強くなります。特に政令指定都市は選挙も県議選挙と同程度、あるいはそれ以上かもしれません。印象的だったのが、2007年の統一地方選挙の後に聞いた街の声です。「初めて横浜市議会選挙を見たけど、国政選挙並みに力が入っていて驚いた。これまで見聞してきた地方都市の市議会選挙とは全然、違っていた」。


有権者の方でさえ肌でそう感じたわけです。ですから、お金のかからない選挙を実現すればいいわけです。そのためには選挙風土が変わらなければいけません。ここは議員だけの努力では不十分であり、市民の、県民の、国民のみなさまのご協力が欠かせません。


ただ選挙は4年に1度。もっと切実な問題は日々の活動に要するお金です。その最たるものが事務所の運営費。事務所を構えるか否かで必要なお金は格段に変わります。事務所費が12万円、光熱水費やインターネットなどで2万円、事務所スタッフ人件費で11万円。合計すると25万円です。政務調査費から支出する部分と、議員報酬から支出する部分とありますが、いずれにしても25万円は支出として計上されます。


もし、市民のみなさまが事務所は要らないよとおっしゃって下されば、この25万円が不要になりますから、政務調査費の削減、あるいは議員報酬の削減はもっと容易になると思います。私は2年間、様々な機会をとらえて市民のみなさまに意見をお伺いしてきましたが、意見が二分します。いや、むしろ、地元に事務所を構えないのはおかしいでしょう、という意見の方が多いくらいです。


他都市と比べても非常に狭いスペースではありますが、関内市庁舎には私たち議員の控え室があります。緑区からは少し遠いですが、ここを事務所の代わりとして使っていく、そのことに市民のみなさまも一定のご理解を頂く、それが実現できれば、25万円は不要になります。


市政に関するチラシもそうです。私の場合、なるべくお金をかけないで済むように当選直後に中古の印刷機を購入しました。これにより自前で印刷できますから、発生するのは紙代のみ。業者に印刷をお願いするケースに比べて60%以上、コストを削減しています。それでも配布はどうするのか、という問題が残ります。幸い、私の場合は多くのボランティアに支えられ、全世帯とはいかないまでも配布率は区内20%にまでなりました。ある議員のホームページを見ますと、市政レポートの印刷・配布コストで毎月35万円発生しているケースさえあるほどです。真面目にやろうとすれば、その分だけどうしてもお金がかかってしまいます。


こういう問題をどうしていくか。議会に複数の印刷機を準備し使いたい時に自由に使える(議会事務局の予算で面倒を見るということ)という状態にできれば、政務調査費の額ももっと減らせるでしょう。もっとも、それは見掛け上政務調査費の額が減るだけであって、税金で賄わるという意味では変わりはありません。


私は2007年の統一地方選挙前から一貫して主張しているのですが、要は議員の活動の実態が見えにくいところに最大の問題があります。特に地方議員の役割が何なのか、そこが時代の変遷とともに変わってきています。この辺をしっかりと整理していかないと、いつまで経っても議員報酬と政務調査費はどれくらいが妥当なのか、議員定数はどの程度が妥当なのか、議論に決着がつかないと思います。


そういう意味で市長選挙後の名古屋市会には注目です。

コメント(8)

こんばんは。

河村氏については私も注目しています。
テレビ出演の多さから軽薄なポピュリズムに陥りそうな心配も若干ありますが、発言内容に一本筋は通っているように思います。また、「議員報酬削減に市会議員たちが反発している」と言うニュースは、この不景気の折、かえって彼への共感を高めることでしょう。

ところで伊藤さん、いぶき野小学校の過大規模に関しての書込みが無くなって久しいですが、現状をどのようにお考えですか?

うしさん、書き込みありがとうございます。


いぶき野小の過大規模校としての課題としては依然、解決しているわけではありません。一筋の光明としては従前の推計に比べて学級数が減っていることです。


以前のブログでもお知らせしたように霧が丘小への通学も市としては認め、平成20年度は前回よりも早い段階で地域に告知をして上で学校説明会を開催しました。

さて、この間、私も地域の方の声を聞いてきましたが、やはり「生徒数が多くても、霧が丘小よりいぶき野小がいい」という声が多いのが現状です。恐らく、通っている保育園や幼稚園で出来たお友達との関係で、いぶき野小がいいとご判断されるようです。

それと住んでいる場所も影響しています。うしさんはみなみ台地区についてご存じでしょうか?結局、霧が丘小かいぶき野小か、迷う方は学区の境の人、みなみ台4丁目のプリマシティの方になります。5丁目、6丁目になりますと、もう目の前にいぶき野小がありますから、「生徒数が多いとは言っても、わざわざ、いぶき野小を超えてまで霧が丘小に通わせようとは思わない」ということなのでしょう。

この辺に霧が丘小への誘導の難しさがあると感じています。教育委員会も説明会を開催してきましたが、ただ単に説明会を開催して、霧が丘小の存在をPRしても、地域性から選ばれにくいのかもしれません。今、この点をどうすべきなのだろうかと頭を悩ませているところです。

もっともプリマシティの子供たちが小学校の入学対象になるのは、これからです。そういう意味では今後も引き続き説明会を重ねていく、地道な活動を展開する以外ないのではないかと感じています。

こんばんは、初めてコメントさせていただきます。伊藤様の日ごろの活動には敬服いたしております。このたびの名古屋市長選挙に対しますご意見について少し私の意見を述べさせていただき真摯に意見交換をしていただければ幸いに存じます。まず最初に、名古屋の市長選挙で河村たかし氏の民主党推薦はまだ決定はされておりませんので誤解を扶植して頂きたいと存じます。
 大変な生意気なことを申すようで恐縮に思いますが、一言だけ事実を述べさせていただきたいと思います。河村氏は4年前だけでなく、8年前の市長選でも立候補に動いたが、唐突な立候補でいずれも断念した。今年1月14日のキャッスルホテルで行われた民主党愛知県連のパーティーの席上で河村氏は選挙区1区で衆議院議員としてがんばります。と会場の多くの皆さんに訴えました。その一日もたたないうちに市長にやっぱり出馬しますでは、同じ政治家の仲間として理解できませんでした。

本来市長に立候補する気持ちが本当にあるのであれば、当然市長への立候補の意思を周囲や民主党市議団の団員や、支援労組へ事前に立候補の政策などについて訴えておくべきではなかったでしょうか?

それでも市長への気持ちが捨てきれていないのであれば、「立候補の表明を衆議院議員から名古屋市長へと方針転換します」と市議団や民主党の仲間に、最初に気持ちを伝えるべきではないでしょうか?最初にマスコミへ訴えるのではなく、仲間の理解を得ることからはじめるべきではないでしょうか?

民主党愛知県連は、伊藤弁護士を名古屋市長候補として確認し、党本部に上申しました。これまでも党本部の方針では、地元の民主党県連の推薦が重要としてきましたが、時間がたてばたつほど知名度のある河村氏が有利となります。

地元県連の意向を無視した形で、市長候補を擁立した場合、これまで民主党が進めてきた「自治体の分権、主権は地方へ」の考え方から逆行します。日本の政治システムはこれまで中央集権型です。自治体は予算において国に、陳情しなくてはならない立場にあり、中央の言いなりでは分権は進まないとしてきた民主党自らが、公約を不履行にすることなります。これには私自身も納得できません。
会場の支援者の方が許してもらえるのであれば、「離党せざるを得ません」と訴えました。

報道では伊藤氏以外を民主党本部が推薦した場合としていますが、正確には河村氏を候補者とした場合は離党せざるを得ないと訴えたえました。

その後も党本部は伊藤弁護士を常任幹事会にかけることも無くたなざらしとしていました。わたしは党本部小沢代表へ直訴状で訴えさせていただきました。 以下の内容です。

民主党代表 小沢 一郎 様

質問及び直訴状

 「国民の生活が第一」の政治を実現するため、政権奪取に向けて日頃より民主党の先頭に立ってご奮闘されていることに、党を支える一党員として心より敬意を表します。

先般来の名古屋市長選挙の候補者選びを巡り、名古屋市はもとより愛知県内の有権者が民主党に対して疑念を募らせています。
 本日のマスコミ報道によれば、20日の定例記者会見で鳩山幹事長は、「勝てる候補として河村たかし氏に一本化」を進めると述べていると伝えられ、私の周囲の党員をはじめ支持者や有権者も不信感を募らせています。
 名古屋市長候補の推薦は民主党本部が決定する手続であることは理解していますが、当事者である愛知県連が擁立を決定した候補者以外の人物が何故、党中央の候補者選考の対象になるのでしょうか。
 愛知県連の擁立候補を決定した1月26日の幹事会の議論の中でも、連合愛知の代表から「選挙対策委員会が選定手続に従って1名の候補者(伊藤邦彦氏)を決定しており、幹事会で突然立候補表明した河村たかし衆議院候補者は選定対象とはなりえない。河村氏の表明には手続き上にも瑕疵がある」とまさに筋の通った主張をされており、そのとおりの幹事会決定がなされました。
 それが何故、愛知県連決定が党中央で覆されることになるのでしょう。
 これは民主の党の手続として根本から誤っているといわざるをえません。
 愛知県連の決定のどこが具体的に誤っているのでしょうか。
 愛知県連の候補者選定が誤っているのであれば、県連幹事会に対する選定のし直しなどの指導や支持もないではありませんか。

 マスコミ報道によると、党中央は擁立候補者でもない河村氏に「地元の理解を得るように」と諭したと地元では伝えられていますが、これもまた不可解な手続です。
さらに、この約1ヶ月間、愛知県連が決定した伊藤候補者にも、党中央は接触や説明もなく、たなざらしにしているようにも有権者からは見えます。

 もし万が一、名古屋市政を議員として支えている民主党名古屋市会議員団が手順を踏んで進めてきた候補者擁立を蹂躙するようなことになれば、名古屋、愛知の民主党員や応援団である連合愛知、これまで強固に民主党を支援してきてくれた有権者の支持は離れ、来る衆議院選挙と政権奪取に向けて取り組んできた愛知民主の行く手に禍根を残すことになると考えます。

 鳩山幹事長の言と伝えられる「勝てる候補者」というのが、手続にのっとっていない河村氏のことであり、名古屋市議団や愛知県連が決定した伊藤氏が「勝てる候補者」でないなどと発言されたとは信じたくありませんが、マスコミ報道も実に愛知県連の党員や有権者を侮辱したものだと多数の人が怒っています。

 「勝てる」「勝てない」は、世論調査の結果を頼りにするのではなく、戦いを戦う人の戦列が左右することはご承知のとおりです。
 愛知・名古屋の民主党の強みは、地をはうように戦列を底支えしてきた一人ひとりの党員や連合愛知、労組の組合員と民主党を愛する支援者の戦う意気投合の成果なのです。

そもそも首長選挙の擁立の権限は党本部にあり、それについては異存がありませんが、その前提には地元の民主党県連や市議団の意向を尊重するとあります。
 その考え方を「知名度があり、勝てる候補、立候補を断念する意思がない。」との理由で地元の意向を蹂躙するのであれば、まったく納得することはできません。

 名古屋市長選挙を民主党の衆議院選挙のためだけに犠牲にすることだけは避けていただきたいと思います。

 党本部が河村氏を擁立となった場合、自分自らが市長選に民主党市議団から立候補をする決意を致しており、このことは既に(2月21日)の民主党市議団総会にも訴えさせて頂きましたし、今でも決意は変わっておりません。

 民主党本部常任幹事会で「河村たかし」氏を名古屋市長候補として推薦を確認した場合、民主党名古屋市会議員杉山ひとしが市長選挙へ立候補する決意を致しております。

私たち名古屋市の民主党支援者にとって、公明正大な手続を行う当然の党の姿勢を貫いていただきますよう直訴いたします。

民主党名古屋市会議員団 副幹事長 杉山ひとし

その後鳩山由紀夫幹事長は23日にも市議団と調整を目指す姿勢を示していたが、小沢代表は総選挙を前に地元の決定を覆すことであつれきが生じるのを避けた形でした。

 24日に開かれる党本部の常任幹事会には議題として挙げませんでした。ただ市議団、県連とも24日中に代表への「白紙委任」を正式決定する見通しで、党幹部は、数日中に決着させる可能性があります。

 市議団の佐橋典一団長らはこの日、小沢代表、鳩山幹事長と相次ぎ会談。出席者によると、市議団は「伊藤氏を推すと決めたが、党本部の決定に従う」と伝え、小沢代表は「あとは私に任せてほしい」と白紙委任に理解を求めたそうです。

翌日に伊藤氏は民主市議団の佐橋典一団長や奥村文洋選対本部長らと面談し、断念の意思を伝えた。別の市議は「(伊藤氏を推薦するという)地元の意向が通らないなんて間違っていると思います。伊藤氏が降りたから、じゃあ河村氏でというやり方も許せない」と憤りを抑えきれません。

今後は、白紙委任を受けて党本部は「候補者は1名しかいないことを理由に(河村氏)で一本化をして推薦決定となるともいます。」しかしこのやり方は納得できません。

大変長くなりましたが経過の説明をさせていただかないと理解していただけないと思いとうとうと書かせていただきました。ご意見をいただければ幸いです。ありがとうございました。

名古屋市会議員 杉山ひとし様


コメント、ありがとうございます。一部、訂正しましたのでご確認ください。


その上で回答させて頂きます。まず河村氏のこれまでの経緯、態度については私も概ね存じ上げております。地方自治を預かる現場として、杉山議員をはじめとする民主党名古屋市会議員団の方のお考えも理解できます。


ただ私のブログをもう一度読み直して頂けますか?当ブログの内容は河村氏の出馬の是非を問うているものではなく、(出馬表明までの経緯の是非はともかくして)議員のボランティア化を訴える河村氏が市長選に出るとなった場合の、横浜市会への影響について述べたものです。


ですから、私のブログでは河村氏が出馬することに対して、私は是とも非とも述べてはおりません。


さて、その上で今回の河村氏の態度について「どう思うか?」と問われれば、私も首を傾げざるを得ません。そして、この辺りが民主党の弱さだと私は思います。国と県連の意思疎通が図れていないことが露呈していますし、実はこういう構図は来る衆議院選挙の公認問題でも至るところで散見されますよね。

例えば、県連と支部の意思疎通が図れず、地元が反対する候補者に公認が下りた、など。


私は現在、江田憲司衆議院議員と行動を同じくする者なので、自民党に与するものでもありませんし、民主党に与する者でもありません。ただ、客観的に見た場合、民主党という組織の至るところに脆さが見えてしまいます。あと一歩で政権奪取というところに来ていますから、乗り越えなければいけない壁なのかもしれませんね。


今後の益々のご活躍を遠方より応援しております。

杉山さん、こんばんは。

第三者の立場からコメントさせてください。あなたが言わんとすることは、わからなくもないです。河村氏の行動が必ずしも正しいことばかりでないことも確かなのでしょう。ただしだからと言って、杉山さんの言い分にも共感はできません。

私のような第三者、そしておそらく名古屋市民の皆さんにとっても、杉山さんら名古屋市議と河村氏の争いは、単なる「内輪もめ」としか写らず、それが重要なことだとはどうしても思えないのですよ。テレビなどで訴える河村氏の主張のほうが、ずっと判りやすく共感を呼び起こしやすいものです。

誤解しないでいただきたいのは、私は決して「河村氏が正しい」と言っているわけではありません。「河村氏のほうが(一見)正しくみえる」もっと端的に言うと「河村氏のほうが人気があるよ」と言うことが言いたいのです。民主主義では「本当に正しいかどうか」よりも「票を集められるかどうか」で進むことが、残念ながら往々にしてあります。

それを食いとめたいのであれば、党内で揉め事をするよりは、外に向けてわかり易いメッセージを発したらどうでしょうか。まず手始めに、文章を短くされることをお奨めします。

杉山ひとし議員は、民主党推薦の河村たかし氏でなく、公明党と自民党推薦の候補を応援することになりました。

http://warren.jugem.jp/?eid=1006#sequel

このような党の結束をみだす行為は、大変残念であり、支持者を裏切る行為であります。

河村氏には圧倒的な名古屋市民の支持があることが、今回の市長選ではっきりしました。この民主党の逆風をもろともせず圧勝し、もう何を言っても河村氏に反対する人物は市民の敵として葬られでしょう。今後私らは名古屋市民は河村氏の庶民革命に期待します。

名古屋市長選挙に対する、杉山ひとし議員の対応について感想を述べます。
彼の言っていることは民主党のためでなく、自分が属している自治労のための発言に聞こえます。もっと言えば、自治労の中の自分のために発言しているとしか聞こえません。議員は個人や党のためでなく、市民のために発言しなくてはなりません。
仮に、民主党が市長選に伊藤氏(?)を推薦しても、河村たかし氏は立候補して、当選したでしょう。そのほうが民主党はダメージが大きかったと思います。河村氏は必ずしも名古屋市民主党議員団を必要としていないでしょう。
それからもう一つ、河村氏の言わんとしていることは、日本の地方議会が世界から視て、かなり異質
だということです。これから議会と対立すればどんどん市民に公開されるでしょう。市職員の給料も法律に照らして適正か(民間並)
も当然議論されるでしょう。
杉山ひとし議員の発言は議員、市職員の既得権を守ろうとしか聞こえません。(守旧派ですね)
もう一度言います。市会議員は市民の声を聞くのが第一で、それから党で、所属団体で、個人は最後です。
一度、河村氏の本でも読んで勉強することを薦めます。
従来、名古屋市議会は前鳥取県知事であった片山慶応大教授の言う
「八百長」と「学芸会」議会であった。そのため、信じられないような引退議員、落選議員を市が再就職を斡旋していたこともあった。
民主党市議団は市民派と守旧派に分裂するような気がする。その場合、守旧派は自民、公明と同一歩調をとるであろう。第二、第三の杉山氏である。
残念ながら、小生は名古屋市民ではありません。

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