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震災からの復興は容易ではない

常任委員会による行政視察のため、昨日は神戸を訪れました。神戸港における新型インフルエンザ対策および国が進めるスーパー中枢港湾の取り組み状況について説明を受けました。新型インフルエンザ対策もスーパー中枢港湾も神戸と横浜は置かれている状況が非常に似ているため、取り組みに大きな違いはないようです。


昨日の視察で一番印象的だったのは新長田の商店街の視察でした。ご存じの通り、長田地区は阪神淡路大震災の時に、もっとも被害が甚大だった地域です。しかも不幸なことに長田地区の場合、1Fが店舗、2Fが住居になっていたため、震災によって家も職も同時に失ってしまったのです。「職だけを失った、あるいは家だけを失ったという人はたくさんいただろうけど、その2つを同時になくした喪失感は本当に大きかった」と商店街の人は振り返っていました。長田地区は太平洋戦争の時、神戸で唯一空襲の被害に遇わずに済んだ地域だったため、古い家屋がそのまま使われていたそうです。それが震災の時に一気に倒壊。


横浜で生活していますと、神戸の震災は昔の出来事のようになりつつありますが、実際に商店街を見学させてもらうと、まだまだといった印象です。何せ震災で焼け野原になった場所に新しくビル等の建設が始まったのがつい最近なのですから・・・。未だに空地のままだったり、やっと工事に着工したりといった土地がまだ存在します。


「復旧はしたけど、復興はまだ」という商店街の声が印象的でした。とはいえ、現状、あるいはこれからの計画を説明してくれた方には元気がありました。未来への希望を感じているように見えました。ここに至るまでには、言葉に尽くせないほどの本当に多くの苦労があったことは容易に想像がつきます。それを微塵も感じさせないほど、その方は輝いていました。長田地区はマンガ家・横山光輝氏の出身地だそうで、鉄人28号や三国志などを使って、街に人を呼び込む工夫を始めるそうです。完成した暁には私ももう一度、足を運んでみようと思います。


日々多くのニュースが流れ、慌ただしい世相ですが、やはりこういった被害について、その後の様子まで気にかける、そういう姿勢が必要なのかもしれません。一日も早く復興の日が訪れることを望んでいます。

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