2009年1月21日 19:24
日産本社、富士ゼロックスの研究所と少しずつではありますが、大企業の横浜進出が始まっています。横浜は太平洋戦争が終結した後に、市内中心を米軍に接収された過去があります。この接収の期間が長かったこともあり、横浜から多くの企業が去っていきました。今、横浜市が人口365万を誇り、商業と工業のバランスの取れた港を持っていながら、大企業の集積がさほど進んでいないのは接収の過去を引きずっているためです。
さて、話がそれましたが、例えば、みなとみらい地区。当初計画では就業人口は19万人、居住人口2万人となっています。現在の就業人口はその半分にも達していません。土地の利用率も50%を超える程度。しかし、だからダメだと言っているわけではありません。私はチャンスだと思っています。
数年後には東急東横線と新副都心線の乗り入れが始まります。東横線はみなとみらい線に乗り入れていますから、新宿から渋谷、横浜、みなとみらいが一本の電車で繋がる時代がすぐそこに来ています。新宿からみなとみらいまで恐らく、35分程度。そんなに遠い距離ではありません。今、企業はオフィスを構える際に、賃貸料の次に住環境、つまりオフィスを取り巻く環境を考えます。例えば、新宿から30分離れた場所にオフィスを構えると言っても、(例を出しては失礼ですが)浦和や新木場などに構えるのと、みなとみらいに構えるのでは訳が違うのです。それくらい、みなとみらいは競争力を持っています。
横浜市はこれから企業誘致の在り方を少し方向転換します。それはテナント入居型の進出であっても、本社機能や研究機能を有しており、経常利益が見込める企業であれば、助成の対象にする予定です。私は個人的にはGoogleやMicrosftなどを持ってきて欲しいなと考えています。Googleの日本オフィスは渋谷のセルリアンタワー。以前、記者時代に何度かGoogleに取材したことがあります。取材で知り得た情報を記者でなくなった立場で書くわけにはいきませんが、当時の印象から判断すると、十分、横浜に来てもらえる余地があると思います。しかも、彼らの場合、シリコンバレー出身の風土のためか、オフィス環境には非常に注意を払う傾向が強い。
みなとみらいに、日産本社があり、富士ゼロックスがあり、Googleがあり、Microsoftがありとなった時のことを想像すると・・・ちょっとワクワクしませんか?横浜市内には東京工業大学があり、慶應大学理工学部があり、その他にも横浜国立大学、横浜市立大学などがあるのです。東京に比べれば、コンパクトな都市であるだけに、仕組みをうまく作り上げることができれば、産学連携の発祥の地とすることも可能だと私は本気で思っています。昨日、ブログで取り上げた市立サイエンスフロンティア高校を一生懸命応援するのも、実は産業政策の考えがあってのことです。
横浜市は10年後に人口減少社会を迎えます。もう少し法人市民税による税収を増やす必要があると私は考えてます。10年先の未来の横浜を考えた時、企業誘致は一、二を争う重要施策ではないでしょうか?
もっともアイデアを披歴するだけなら評論家でもできます。私たち市会議員の役割はアイデアを形にすることです。たくさんのハードルが待ち構えている難しい案件ですが、私も勉強を進めながら、形にするべく一歩ずつ前進したいと思っています。
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