2008年12月 4日 08:21
国保法の改正に向けて自民党と民主党が大筋合意したと今朝の朝刊各紙が報じています。非常に大きな進展だけに注目されます。政局、政局と言われている中で、政党の垣根を越えて取り組む姿勢は、昨今の政治不信の中で評価すべきでしょう。
言いかえれば、それだけ今回の問題は根深いと言えます。その問題とは無保険の子供のことです。国民健康保険料の滞納が発生してから1年が経過すると、通常資格証明書に切り替わります。資格証明書になりますと、病院の窓口ではいったん、医療費を100%支払わなければいけません。もちろん、その後、各自治体の窓口に行けば、医療費の70%は戻ってきます。資格証明書が発行された状態をマスコミは無保険と呼んでいます。
では、無保険は何が問題なのでしょうか。それはいったんは医療費の100%、非常に高額な医療費を支払わなければいけないのです。もちろん、滞納している方に問題があるのですが、子供には責任がありません。自治体の予算上は、資格証明書を発行しても、保険証を発行しても、変わりません。前述したように資格証明書でも最終的には30%負担で済むからです。そうであれば、滞納世帯であっても、子供だけには保険証を交付してあげるべきではないでしょうか。
実はそういう観点から昨日、横浜市会で私も一般質問をさせて頂きました。横浜市の状況については別のエントリで説明したいと思います。
いずれにしても、国が今回動いたことで、18歳未満の子供については無保険の問題は解消されることになりそうです。モラルハザードにつながるのではないかと心配する声もありますが、次のエントリでも触れるように、多くは払いたくても払えない人なのです。性善説に立つのか、性悪説に立つのか。やはり、政治の根本は他者をいたわる思いではないでしょうか。常々、政治には想像力が欠如しているなぁと感じていた私にとって、今回の国会の動きは久しぶりに安心した思いがしました。
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